インタビュー
- ログハウス作りに携わるようになったきっかけを教えてください
- 元々モノ造りが好きでした。
木工職人や大工さんに憧れもあり、『木の家』に惹かれログハウスのメーカーに就職しました。
企画・営業職での勤務だったので、直接現場で作業することは有りませんでした。
独立し、会社が安定してやっと現場での作業に参加出来るようになりました。
今はお客様の要望を聞き、ログ工場とキットの打ち合わせが出来、職人さんと現場で組み立てを行う、理想に近い形で仕事がこなせています。
- ログハウス作りを行う際に、
最もこだわっている点を教えてください - お客様が希望しているログハウスに近づける努力は惜しまない事でしょうか。
特にコストに関しては、常に頭に入れて行動しています。
良質のキットを安く仕入れるためなら、フィンランドでもエストニアでも中国でも出向きます。
- 設計も自社でおこなっているのですか?
- 現在戸建て住宅の建築はシステム化が進みすぎているように感じています。
特に大手のログハウスメーカーは
国外ログハウスメーカーのカタログから間取り決定していて残念です。
フィンランドのように大きな土地に建築する場合は良いのですが、
日本のような敷地境界を常に考えながらプランニングする場合は既存のタイプから当てはめるのは難しいです。
工場と膝詰めで話をすれば、
オリジナルでプランを作ってもキット価格が高くなることは有りません。
- ログキットは輸入が多いということですが、海外の住宅は日本と違いますか?
- 気候や住環境が全く違いますから
建物にも当然違いは有ります。
参考にしたい点も多いです。
カラフルな塗装やピザ窯を設置した遊べる庭、薪ストーブで暖房の行き渡る間取りなどです。
- 良いログハウスを造るコツはありますか?
- ログキットの選定と品質管理は重要です。
キット組み立ての建築現場の作業も大切です。
現場に関わる職人さんともコミュニケーションを大切にしています。出来る限り早く予定を組み、良い職人さんと気合いを込めて現場にあたれるように心がけています。
現場のテンションが高いと良い建築が行えます。
- 完成後のお客様との関係性を教えて下さい
- ログハウスの場合必ずメンテナンスが必要になるので、
時間を作っては訪問するようにしています。
ご自身で対応出来る事も多いので、一緒に作業して覚えてもらったりもしています。
- 最近ご自身でログハウスを組み立てる方が増えていると聞きましたが
- ログハウスの特徴のひとつはご自身での組み立てが可能な事です。建物の規模や間取りにもよりますが、是非挑戦していただきたいものです。
その場合はバックアップ体制を整えてキットをお届けしています。